お待ちください

某田舎の総合病院で電話交換手としてパートで働いています。窓もないもぐらのような職場での日々を…。

ダメですか

祭日の休診日。


患「口腔外科お願いします」

私「今日はお休みです」

患「じゃ電話ダメですかね?」

私「お休みなので外来には誰もおりません」

患「ダメですか」

私「はい」


休診日でも外来に人がいると思うのは、何故なんだろうか。

院内を知らない

職員用の出入口から入り、職員用の階段を使ってロッカールームで着替え、職員用の階段を使い、ほぼ職員しか通らない廊下を通って交換室へ。


仕事中は交換室の他にはトイレにしか行かない。


時々、1階のコンビニへエレベーターをつかって降りて行って買い物をして、またエレベーターで……。


なぜか交換の制服は白衣なので、エレベーターでお見舞いの人や患者さんと乗り合わせると、ベテラン薬剤師さんかドクターだと思われる。


気恥ずかしい。


一般の外来を歩いていると、その方向からずっとこっちを見ている患者さんがいたりして、「あぁ、待ってるんだなぁ私を」と困惑する。

近づくと案の定「○○はどこですか?」などと質問される。

でもわからない。

職員さんを探して聞いて探すしかない。


行動範囲がものすごく狭いため、院内を知らないのだ。


せめて白衣じゃなかったら、こんなにも呼び止められることなどなかったはずなのに……。


それでも、今年胆のうを摘出したので、検査科や放射線科は覚えたのである( ̄^ ̄)エヘン

窓のない部屋

務めはじまった頃は、新館を建てていて、古い建物で仕事をしていた。

古かったので、窓も閉まりきれずすきま風がはいってきた。

それでも明るくて、天気もわかった。


新館に引っ越して、こんなところで仕事なんて出来るのだろうかと思ったものだ。

窓がない。

横と後ろに機械があって暑い。

一年中冷房をかけなければならない。


全く天気もわからず、外に出て雨が降っているので、傘をとりに戻ることもある。

換気扇がない。

業者さんが大勢できたときは、業者さんの匂い(煙草や作業着についた薬品?や油)がこもってしまい吐き気がするのを我慢するのが辛い。

お昼のお弁当などの食べ物の匂いがこもる。


狭いので息苦しい。

引っ越したころ、マネージャーが「誰が最初に発狂するかね」と笑ったが、笑い事ではないと思った。


数年がたって慣れたが、やはり匂いや窓のない部屋の辛さはかわらない。


景色のポスターをはろうということになり、私は「白樺とかがいいな~」と言っていたのに、思い切り南国のポスターを貼られてしまった。ヤシの木かぁ……なんで?