売り込み業者
なんもしてでもドクターへつないで欲しい売り込み業者との戦いは、尽きることなく毎日毎日永遠のように続く。
「調子が悪いので診てほしい」と嘘をつき、看護師さんに代わると混線を装ってドクターへつないでもらおうとすることもある。
これは、交換台では断れないので怪しいときは注意してもらう。
「○○メディカルと申しますが○○先生いらっしゃいますか?」
……居ても繋がないよ。
私「お約束のお電話ですか?」
「はい」
私「どういった内容のお電話ですか?」
「この間の件で」
私「もう少し詳しく教えてください」
「この間お会いした件で」
私「もう少し詳しく教えてください」
「かけなおします」
甘いよ……練ってない。
「○○科の○○です。お疲れ様です」
……ドクターのふりですか?
声が違いますよね?
ドクターはお疲れ様ですなんて言わないよね?
私「どちらの病院の先生ですか?」
「いや、そちらのです」
私「……はぁ……」
切れてしまった。
「○○メディカルです。○○先生いらっしゃいますか?学会の件でお話が」
私「なんの学会ですか?お約束のお電話ですか?」
「約束はしていませんが……」
私「お約束のお電話しかお繋ぎしておりません」
「お会いしたいんで……」
私「アポイントでしたら営業時間内にお電話してください」
絶対にアポイントなんてとれませんけどね。
あまりにも毎日なので、売り込み業者だと察知した時点でため息をついてしまうこともある。
嘘をついてかけてきた電話なんて、先生じゃなくても誰も相手になんてしないと思う。
大変な仕事だなとは思うが、繋がらないとわかると突然切ったりして失敬なんだよね。
さあ、今日も繋がないよ。
私のところを突破なんてさせない。
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